ベーシッククラスは演技の基礎を学びたいと思う方のための場所で、「演技を楽しくロジカルに、経験を通して学ぶ」ことができます。
「楽しい」と感じているとき、人はリラックスして色んな発想が生まれる状態にあります。どんな俳優の方にも楽しく参加できるように安心して学べる場になっています。また良い演技には筋道があり「ロジカル(論理的)」に学ぶことができます。こうして論理的に演技を学ぶことで偶発的な出来、不出来に左右されることがありません。このレッスンでは論理的な知識にだけとどまらず「身体を通して」学ぶので、知識を経験できるので身体に定着していき技術にまで昇華させていきます。
他のスクールで今まで学んでいて楽しくなかった、辛い思いをした、何をやっているのか分からなかったと感じたかたは、是非お越しください。きっと演技の楽しさを再確認できるでしょう。
▼全12回の流れ▼
※身体編、台本編、発展編を個々に受講することができます。
▶ 身体編『俳優の体づくり』(1月6、13、27日/2月3日)
アスリートや音楽家と同様、俳優にも必要な能力や技術があります。それは身体感覚、五感、想像力、空間認識など多岐に渡ります。役を演じる上で、必要な心身の能力や技術を伸ばしていきます。
□使用テクニック・コンセプト□
サイコフィジカルエクササイズ・イマジネーション・アンサンブルワーク・無対象行動・センソリーワーク・空間意識・身体感覚・五感・イメージとの合体・即興
▶台本編『台本へのアプローチ(基礎)』(2月10、17、24日/3月3日)
台本の構造を読みとることで俳優は物語の中の役をよりよく演じることができます。役には常に自分を突き動かす願望を持っていて、それを成し遂げようと必死に行動します。観客は役の葛藤に共感するのです。
□使用テクニック・コンセプト□
目的・行動・障害・エモーショナルプリパレ―ション(感情の準備)・モーメントビフォ・サイコロジカルジェスチャー・クオリティ・正当化
▶発展編『台本へのアプローチ(発展)』(3月10、17、24、31日)
より複雑な台本を用いて、台本を研究していきます。基礎で学んだこと踏まえた上に、より具体的な役作りを学んでまいります。
□使用テクニック・コンセプト□
台本研究、アトモスフェア、サイコロジカルジェスチャー、役作り、癖の改善
▼レッスンのタイムテーブル(参考)▼
<序盤>
ウォームアップ:フィジカルトレーニング、サイコフィジカルエクササイズ
課題の確認
<中盤>
テーマの理解と探求
エクササイズ
<終盤>
テクニックをテキストに応用させる
その日の成果の確認
課題の発表
▼使用メソッド▼
◇マイケルチェーホフテクニック
K.スタニスラフスキーの弟子であり、20世紀を誇る俳優の一人です。講師としても優れ、師であるスタニスラフスキーのシステムをさらに発展し、老若男女、世代や国を超え俳優がクリエイティブな演技テクニックを創り出しました。特徴は、想像力と身体の動きを使い、豊かなイメージや感情にアクセスします。
◇スタニスラフスキーシステム
スタニスラフスキーシステムは、ロシアのモスクワ芸術座の創設者であり、近代演技法の父であるコンスタンチン・スタニスラフスキーによって作られました。人間を観察することで心身の有機的なあり方を見つけ演技に用いました。その考えは演技の基礎になり、今なお彼のシステムは世界中で学ばれています。世界中の多くの演技メソッドは彼の演技法(システム)の派生と言っても過言ではないでしょう。
▼テキスト
テキストはモノローグ(独白)とダイアローグ(対話)を使います。
受講生を見てテキストは選考します。
▼対象者
演技の基礎を学びたいと思う方
※社会人、学生の方も受講可能です。
▼定員
8名
▼日時
① 身体編|1月6、13、27日/2月3日
② 台本編|2月10、17、24日/3月3日
③ 発展編| 3月10、17、24、31日
※ 開錠|13:00、開始|13:15、終了|16:45
▼場所
K‘Sスタジオ新館
〒1660003 東京都杉並区高円寺南1-6-3ISOビル4階
https://koenjiksstudio.wixsite.com/mysite/blank
▼受講料
全て参加35000円
① 身体編のみ 12000円
② 台本編のみ 12000円
③ 発展編のみ 12000円
※支払方法は銀行振込、Paypal 、現金でお支払い
▼申し込み方法
HPの「APPLICATION」より申し込みください
https://www.michael-chekhov-tokyo.com/application/
▼講師紹介
□秋江 智文
アクティングコーチ・演出家・俳優・通訳
マイケルチェーホフ東京代表
アクティングコーチギルド(ACG)理事
京都芸術大学映画学科俳優コース講師
21歳のときマイケルチェーホフの著作『To the Actor』を読み、強く感銘を受ける。25歳のとき渡英。英国アルテミス・スピーチ&ドラマスクールで、チェーホフテクニックのサラ・ケーン(Sarah Kane)および、校長のクリストファー・ガービー(Christopher Garvey)に師事し、チェーホフテクニックやスピーチテクニックを学ぶ。また『マイケルチェーホフロンドンスタジオ』(Michael Chekhov Studio London)の校長を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)にも師事する。現在ではウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)を師として、日本でマイケルチェーホフテクニックを体系立てて教えている。多くの海外講師を招聘し、海外の講師からのオンラインレッスンやトークイベントをするなど世界的なレベルのテクニックを届けつづけている。マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)の講師養成のメンバーとして日々演技を教えることを研究している。
松竹エンタテインメント俳優スクール、株式会社フリー・ウェーブ、ポーラスター東京アカデミー、株式会社アンカットなどで講師を務めている。