ベーシッククラスは、ロジカルに楽しく学べる、演技のはじめの一歩。「他のスクールではよくわからなかった」、「感覚だけでやってきたけど、限界を感じる」、「演技の基本をしっかり学びたい」という方にぴったり。経験者も初心者も、“楽しさ”と“納得感”を両立した学びを体験できます。そして、反復の中で確かな技術の習得へと導きます。
「楽しい」と感じているとき、人はリラックスして色んな発想が生まれる状態にあります。どんな俳優の方にも楽しく参加できるように安心して学べる場になっています。また良い演技には筋道があり「ロジカル(論理的)」に学ぶことができます。こうして論理的に演技を学ぶことで偶発的な出来、不出来に左右されることがありません。
演技の基礎を学びたい、演技を感覚的にやってきたので学びなおしをしたい、他のスクールで今まで学んでいて楽しくなかった、辛い思いをした、何をやっているのか分からなかったと感じたかたは、是非お越しください。きっと演技の楽しさを再確認できるでしょう。
▼ 全12回クラスの構成 ▼
※各編(身体編/台本編/役作り編)は、個別での受講も可能です。
▶ 身体編『俳優のための身体づくり』(6月2日・9日・16日・23日)
俳優も、アスリートや音楽家と同様に「基礎体力」や「感覚のトレーニング」が欠かせません。このクラスでは、演技に必要な身体感覚・五感・想像力・空間認識といったスキルを、体を使って総合的に鍛えていきます。役に必要な“心と身体の準備”を、丁寧に積み上げていきましょう。
使用テクニック/テーマ:
▶ 台本編『身体を通して台本の世界へ入っていく』(6月30日・7月7日・14日・21日)
俳優にとって、台本を「理解する」ことは、演技の出発点です。
役は常に“強い願望”を抱えており、それを叶えるために必死に行動します。
このクラスでは、台本をロジカルに読み解きながら、役の目的や葛藤を身体に落とし込み、表現へとつなげていきます。
使用テクニック/テーマ:
▶ 役作り編『想像力で役を発見し、具体化する』(7月28日・8月4日・18日・25日)
このクラスでは、より複雑な台本を扱いながら、具体的な役作りに取り組みます。
身体編で学んだ基礎の上に、“自分の内・外側から役を立ち上げる”プロセスを深めていきます。
想像力を働かせ、役の身体やエネルギーを丁寧に作っていきます。
使用テクニック/テーマ:
▼レッスンのタイムテーブル(参考)▼
<序盤>
ウォームアップ:
フィジカルトレーニング、サイコフィジカル・エクササイズ、呼吸法、シアターゲーム
課題の確認
<中盤>
テーマの理解と探求
エクササイズ
<終盤>
テクニックをテキストに応用させる
その日の成果の確認
課題の発表
▼使用メソッド▼
◇ マイケル・チェーホフテクニック
マイケル・チェーホフは、20世紀を代表する俳優のひとりであり、スタニスラフスキーの弟子としても知られています。
優れた指導者として、師の演技理論をさらに発展させ、「想像力」と「身体の動き」を融合させた独自の演技法を築き上げました。
このテクニックは、世代や国籍を問わず、俳優の創造性を引き出すことに長けており、豊かなイメージや感情にアクセスする力を育てます。
◇ スタニスラフスキー・システム
近代演技の礎を築いたコンスタンチン・スタニスラフスキーは、ロシアのモスクワ芸術座を創設した演出家・俳優です。
彼は人間の行動や心理を徹底的に観察し、それをもとに「リアルな演技」の理論を体系化しました。心と身体のつながりを重視したこのシステムは、今なお世界中の俳優たちに学ばれ、現代の多くの演技メソッドの“ルーツ”とも言える存在です。
▼テキスト
テキストはモノローグ(独白)とダイアローグ(対話)を使います。
受講生を見てテキストは選考します。
▼対象者
演技の基礎を学びたいと思う方
※社会人、学生の方も受講可能です。
▼定員
10名
▼日時
① 身体編|6月2・9・16・23日
② 台本編|6月30日/ 7月7・14・21日
③ 役作り編|7月28日/8月4・18・25日
※ 開錠|13:00、開始|13:15、終了|16:45
▼場所
K‘Sスタジオ新館
〒1660003 東京都杉並区高円寺南1-6-3ISOビル4階
https://koenjiksstudio.wixsite.com/mysite/blank
▼受講料
全て参加35000円
① 身体編|12,000円
② 台本編|12,000円
③ 役作り編|12,000円
※支払方法は銀行振込、Paypal 、現金でお支払い
※「③役作り編」のみの受講は出来ません。
▼申し込み方法
HPの「APPLICATION」より申し込みください
https://www.michael-chekhov-tokyo.com/application/
▼講師紹介
□秋江 智文
アクティングコーチ・演出家・俳優・通訳
マイケルチェーホフ東京代表
アクティングコーチギルド(ACG)理事
京都芸術大学映画学科俳優コース講師
21歳のときマイケルチェーホフの著作『To the Actor』を読み、強く感銘を受ける。25歳のとき渡英。英国アルテミス・スピーチ&ドラマスクールで、チェーホフテクニックのサラ・ケーン(Sarah Kane)および、校長のクリストファー・ガービー(Christopher Garvey)に師事し、チェーホフテクニックやスピーチテクニックを学ぶ。また『マイケルチェーホフロンドンスタジオ』(Michael Chekhov Studio London)の校長を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)にも師事する。現在ではウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)を師として、日本でマイケルチェーホフテクニックを体系立てて教えている。多くの海外講師を招聘し、海外の講師からのオンラインレッスンやトークイベントをするなど世界的なレベルのテクニックを届けつづけている。マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)の講師養成のメンバーとして日々演技を教えることを研究している。
松竹エンタテインメント俳優スクール、株式会社フリー・ウェーブ、ポーラスター東京アカデミー、株式会社アンカットなどで講師を務めている。